介護職員初任者研修を働きながら無料で取得してみませんか？

本記事を読めばこのような疑問を解決できます。

「介護職員初任者研修は取っておいた方がいいよ〜」とおっしゃる方が、あなたの周りにも1人はいるのではないでしょうか。

介護職員初任者研修は、介護職の入門資格です。

多くの方が働きながら取得する介護職員初任者研修。

挑戦したいけど「費用が高いな〜」「無料で取得できないの？」と言う理由で悩んでいる方は多いです。

そこで本記事では介護職員初任者研修を無料で取る方法を解説します。

結論：介護職員初任者研修は無料で取得可能

有料スクールだけが介護職員初任者研修を取得する方法ではありません。

家計に負担をかけず介護職員初任者研修は取得してはいかかでしょうか。

介護職員初任者研修とは？

厚生労働省は介護職員初任者研修の目的を下記のように明記しています。

介護職員初任者研修は、介護に携わる者が、業務を遂行する上で最低限の知識・技術とそ れを実践する際の考え方のプロセスを身につけ、基本的な介護業務を行うことができるよう にすることを目的として行われるものである。

引用：厚生労働省　介護員養成研修の取扱細則について

つまり、「介護の入門資格」

「入門資格か〜」

「取得する意味あるの？」

こう感じた方もいると思います。

介護職員初任者研修を甘く見てはいけません。

介護職員初任者研修は「入門資格」であると同時に「キャリアップ資格」

下の図を見てください。

介護職員初任者研修の上位資格には、「介護福祉士実務者研修」「介護福祉士」「認定介護福祉士」があります。

つまり、介護職員初任者研修は給料アップだけでなく、将来的に介護福祉士を目指す方にとってはキャリアアップ資格なのです。

＊2013年まではヘルパー2級でしたが、制度改正に伴い後継資格として「介護職員初任者研修」となりました。

介護職員初任者研修の受験条件

介護職員初任者研修の受験条件は特にありません。

年齢制限なし

年齢の制限はありません。多くのスクールで年齢16歳以上が対象と記載させているため、中学卒業が1つの目安となります。

介護職員初任者研修の実態把握と効果的・効率的な実施に関する調査研究事業報告書の報告では受験者の年齢分布は下記のようになっています。

年齢	割合（%)
〜19歳	25.8%
20歳〜29歳	19.3%
30歳〜39歳	15.1%
40歳〜49歳	17.6%
50歳〜59歳	14.1%
60歳以上	7.4%

学歴は関係なし

特に学歴の制限はありません。前述したように、多くのスクールで対象年齢16歳以上となっていることから、目安としては中学卒となります。

介護職員初任者研修の合格率

こう疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

残念ながら合格率は非公開。

修了試験は1時間程度ありますが、スクールによって問題は様々です。

介護職員初任者研修の実施主体は、都道府県または都道府県知事が指定したものとなっています。

研修科目に基づき修了試験が作成されます。

なお、難易度に関しては明確な基準はなく下記の方に記載されています。

評価の難易度については、介護職の入口に位置する研修であることから、「理解しているレベル、列挙・概説・説明できるレベル」を想定して いる。

引用：厚生労働省　介護員養成研修の取扱細則について

介護職員初任者研修は介護福祉士のように合格者を振るい落とすための試験ではありません。

自宅で母や父の介護をするためにする一般の方も受験します。

「しっかり介護の基礎を身につけようね」って言うのが目的なので、試験自体の難易度は低いです。

万が一落ちても、再試験を受けることができます。また、多くのスクールは再試費用も無料です。

介護職員初任者研修のメリット

介護職員初任者研修を取得するメリットは下記のとおりです。

それでは1つずつ解説します。

介護職員初任者研修のメリット①：給料アップ

介護職員初任者研修を取得するメリットの1つめは「給料アップ」

厚生労働省が実施した「介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によれば、資格有無での給料差は下記のようになっています。

	平均月収
介護職員（無資格）	261,600円
介護職員初任者研修	285,610円

介護職員初任者研修を取得すると平均で2万4,000円アップ

2万4000円給料が上がれば、「子供の塾代」「家族のケータイ代」は払えますよね。

介護職員初任者研修のメリット②：訪問ヘルパーとして働ける

介護職員初任者研修を取得するメリット2つ目は「訪問ヘルパーとして働ける」

介護職員初任者研修を取得すると「訪問ヘルパー」として働けるようになります。

「訪問ヘルパーとして働けるようにようになるとどんなメリットがあるの？」と感じた方もいるのではないでしょうか。

実は、登録制の訪問ヘルパーは子育て世代のワンオペママにとても人気。

人気の秘密：空いた時間で働ける

近くに両親がおらず、家事と育児をうまく両立したい働くママにとっては、ホームヘルパーは柔軟な対応ができるため働きやすい好評です。

介護職員初任者研修のメリット③；介護福祉士実務者研修の講義が一部免除される

介護職員初任者研修のメリット3つ目は「介護福祉士実務者研修の講義が一部免除される」

最終的に介護福祉士を目指す方にとっては、介護職員初任者研修を修了することで上位資格である「介護福祉士実務者研修」の一部カリキュラムが免除されます。

すでに資格している資格	免除時間	受講時間
なし	0時間	450時間
介護職員初任者研修	-130時間	320時間

介護職員初任者研修を修了していると、介護福祉士実務者研修を受ける時に130時間のカリキュラムが免除されます。

介護職員初任者研修のカリキュラム

介護職員初任者研修のカリキュラムは下記のとおりです。

カリキュラムと研修時間

研修科目	研修時間
職務の理解	6時間
介護における尊厳の保持・自立支援	9時間
介護の基本	6時間
介護・福祉サービスの理解と医療との連携	9時間
介護におけるコミュニケーション技術	6時間
老化の理解	6時間
認知症の理解	6時間
障害の理解	3時間
こころとからだのしくみと生活支援技術	75時間
振り返り	4時間
合計時間	130時間

介護職員初任者研修の受講方法

介護職員職員初任者研修の受講方法は2パターンあります。

1つずつ紹介します。

受講方法①：通学

受験方法1つ目は「通学」です。

通学は130時間のカリキュラム全てを通学して受講します。

近年は、通学＋通信のスクールに比べ少なくなってきています。

住んでいる地域によっては通学だけのスクールを受講できないことがあります。

受講方法②：通学＋通信

受講方法2つ目は「通学＋通信」です。

「家事や育児が忙しくて通学時間を少しでも減らしたい！」というワンオペママにオススメなのが「通学＋通信」。

子供が小さいと自宅での隙間時間や職場の昼休み時間に授業を受けたいですよね。

「通学＋通信」ではスマホさえあれば時間や場所を選ばず、自分のペースで学習を進めれます。

1つ注意しなければならないのは、全てを通信（スマホやパパソコン）で受講することはできない点です。

イメージとしては下のとおりです。

オンライン学習は最大40.5時間と決められているため、89.5時間は必ず通学して受講しなければなりません。

介護職員初任者研修を修了した人の体験談

実際に介護職員初任者研修を取得した人の体験談を紹介します。

今回は私の周りで介護職員初任者研修を修了した3名の方にご協力いただきました。内容は一部改変しています。

働きながら無料で介護職員初任者研修を取得する方法

働きながら無料で介護職員初任者研修を取得する方は下の2つです。

無料で取得する方法①：無料スクール

介護職員初任者研修を無料で取得する方法の1つ目は「無料スクール」を利用する方法です。

「えっ！無料スクールなんてあるの？」

このように感じた方もいるのではないでしょうか。

下記のような方には利用してみる価値が高いです。

人材紹介会社が運営している資格取得スクールなら、一定の条件を満たすことで無料で介護職員初任者研修の資格を取得することができます。

きらケアでは大手スクールの未来ケアカレッジと提携を結んでおり、「きらケアで就業してから、初任者研修に応募されるまでに通算15日以上勤務された方」を対象に無料で介護職員初任者研修を取得できるキャンペーンを行なっています。

また、厚生労働省認可の就職支援センターかいご畑も同様に「キャリア応援制度」を実施しており、無料で転職と資格取得をサポートしてくれます。

どちらとも登録から利用まで全て無料なので、自分が住んでいる地域で対象となる施設があるかアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。

通常有料スクールの相場が7~10万円ぐらいなので無料で受講できるのはお得ですよね。

アドバイザーに相談する前に下記のことを決めておくとスムーズです。

無料で取得する方法②：取得支援を行っている職場を選ぶ

介護職員初任者研修を無料で取得する方法の2つ目は「就職支援を行なっている職場を選ぶ」方法です。

無料で介護職員初任者研修の資格取得を支援してくれる施設や事業所があります。

「忙しく自分では探せない！」

「ブラック施設だったらどうするの？」

このように感じる方もいらっしゃると思います。

この方法を利用すれば、就職支援を行なっている施設や事業所をピックアップしてくれるだけでなく、人間関係などの内部情報も教えてくれます。

また、履歴書添削から給与交渉まで全て無料で行ってくれます。

上記のように悩んでいるワンオペママの方は、キャリアアドバイザーに相談してはいかかでしょうか。

好条件の施設や事業所が見つかります。

一般的な介護職員初任者研修の取得方法

無資格・未経験の方や転職して無料で資格を取得したい方は、前述したようにきらケアやかいご畑をオススメします。

しかし、「無料で取得できるのは魅力だけど職場を変えるのは難しい」とう方も多いのではないでしょうか。

このような場合は、有料スクールを自分で探して取得することになります。

「職場を変えるのは難しいけど、給料アップしたい！」という「あなた」

下記の選ぶポイントを押さえて検討してはいかがでしょうか。

選ぶポイント①：通いやすさ

選ぶポイント1つ目は「通いやすさ」です。

いくら安くても通学に2時間もかかってしまったら忙しいママは通えません。

研修コースにもよりますが、介護職員初任者研修の通学日数は「通学＋通信」で約15~17日程度かかります。

上述したように、通信で授業を受けれるのは最大で40.5時間です。

89.5時間は通学して受講しなければならないため、通いやすさは超重要!

公共交通機関で通う際は駅から近いことがポイントとなります。

一方で、地方住まいで車で通学を考えている方は、スクールが無料駐車場を完備しているを確認する必要があります。

選ぶポイント②：受講日程や時間

選ぶポイント2つ目は「受験日程や時間」です。

通学できる距離が決まれば、次は受講日程や時間を検討します。

コースはスクールによって様々です。大手のスクールは複数のコースが用意させているのでオススメです。

大手スクールのスケジュール例

スクール名	コース名（取得期間）
ニチイ	短期（1.5ヶ月） 週1日（4ヶ月）
未来ケアカレッジ	最短（1.5ヶ月） 短期（2ヶ月） 週1日（4ヶ月）
三幸福祉カレッジ	短期集中（1ヶ月） 準短期（1ヶ月） 半週2日（2ヶ月） 週1日（3〜4ヶ月）
カイゴジョブアカデミー	短期（1ヶ月） 平日（3.5ヶ月）
ベネッセスタイルケア	短期（1ヶ月） 土日（1.5ヶ月） 週1日（4ヶ月）

選ぶポイント②：費用

選ぶポイント3つ目は「費用」です。

費用は、立地条件や人件費、またキャンペーンなどによって大きく異なります。

介護業界では慢性的な人手不足から、国や自治体が資格取得サポートを積極的に行なっています。

お住まいの地域で補助金制度や助成金がもらえないか確認しましょう。

キャンペーンもあり費用を抑えて取得できます。

転職は難しいけど介護職員初任者研修を取得したいと検討している「あなた」

とりあえずスクールの情報だけでも確認してみてはいかかでしょうか。

オススメのスクールは下記の5つです。

介護職員初任者研修は働きながら無料で取得できる？のまとめ

介護職員初任者研修は働きながら無料で取得できる資格です。取得することにより、できることが広がりより良い条件で働くことができます。

介護職員初任者研修を取得するメリット

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